革新的なホワイトボードの活用アイデアを考えるワークショップ

2018年10月16日、東京都大田区の富士通ソリューションスクエア内に開設された「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」にて、持ち運びできるホワイトボードとして有名な「バタフライボード」の開発者をお招きしてワークショップを開催しました。

ものづくりベンチャーの創業者をお招きするのは「あすよみ」としては初の試みです。

ワークショップの前に、あすよみ発起人のマサが、バタフライボードの開発者である福島 英彦さんと対談形式で、これまでの経歴や、起業のきっかけなどを伺いました。

当日参加された方の半数弱が既存のバタフライボードユーザーということで、開発者の話を熱心に聞いていました。

対談の中で、今回のワークショップで使用するバタフライボードのA3版がイベント開催の数日前に工場から納品されたものであることが明かされました。

つまり、「バタフライボードA3版」を使った世界初のワークショップになったわけです。

対談の後、参加者からも起業に関する質問や、製品に関する質問がありました。

参加者の方は、各テーブルに置いてあったバタフライボードを実際に手に取ってその機能を確かめながら、福島さんの話を聞いていました。

前半でバタフライボードについて学んだあとは、実際に「バタフライボードA3版」を活用してのアイデアワークショップです。

メインファシリテーターは、「あすよみ」でも何度か登壇経験のあるトムさんです。

今回、参加者の多くがワークショップ経験者もしくはワークショップデザイナーということもあり、冒頭からテンポよく進めていきます。

いきなりアイデア出しのウォーミングアップから始まり、自己紹介を挟みながら参加者同士で徐々に打ち解けあっていきました。

アイデアの共有と整理が一通り終わったら、模造紙代わりに使っていたバタフライボードを分離します。

今回のワークショップでは、バタフライボードのよさや機能を生かしたプログラムをトライしました。

途中で席替えを挟みながら、アイデア出しは続きます。分離したバタフライボードはそのまま手に持って移動しました。まさに、持ち運びできるホワイトボードならではの光景です。

新たなメンバーと合流したら、再びバタフライボードを合体!

参加者は知らず知らずのうちに、バタフライボードの使い方も学んでいるのです。

新しいメンバーが持ってきたアイデアから刺激をもらって、さらにアイデア出しは続きます。

お気づきでしょうか?

通常のワークショップとは異なり、参加者がワークショップの冒頭から手に持っているのはホワイトボードマーカーなんです。

ポストイットに書くだけじゃなく、ホワイトボードにもそのまま書けるんですね。

ワークショップでよく使うペンで模造紙に書くと消すことができませんが、バタフライボードなら間違ってもすぐ消すことができます。この安心感があれば、思ったことを気軽に書く(アウトプットする)ことができるのではないでしょうか?そんなことも今回のワークショップではトライしてみました。

あっという間にワークショップも終盤へ。

最後のグループ発表に向けてアイデアを絞り込みます。

ここで、バタフライボードを再び分離して、アイデアに星マークをつけるという投票形式で行いました。通常ならA4やA3サイズのコピー用紙を使う場面ですが、しっかりと厚みがあるバタフライボードなら手で持って書いたりすることもできます。

どのアイデアに誰が投票したか気になる場面では、バタフライボードを立てるだけで簡単に手元を隠すことができますね。

グループ発表の発表形式は自由とし、バタフライボードの良さを生かしての発表をお願いしました。


発表に向けて、立ち上がって作業をするチームや、バタフライボードを立てたりして作業をするチームが目立ち始めました。

そして、いよいよ発表タイム。

短い準備時間にもかかわらず、とても面白いアイデアが出そろいました。

アイデアだけでなく、発表形式もそれぞれ大変ユニークです。

バタフライボードの機能をフルに活用したワークショップになったのではないかと思います。

最後に、バタフライボード開発者の福島さんに、バタフライボード賞を1チーム選んでいただきました。

選ばれたのは、4番目に発表したチームのアイデア。

なんと、バタフライボードのマグネット機能を使って、バタフライボードを釣り上げるというとてもユニークなものでした。

さすがの開発者もこれまで考えもつかなかったアイデアだということで選ばれました。

本当にあっという間の2時間でしたが、終了後はほとんどの参加者が会場で行われた懇親会にも参加し、最後まで交流を深めていました。

「あすよみ」では、引き続き「バタフライボード」を応援していきたいと思います。

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